クリニックに行くまでに1年かかった理由
妊活を意識し始めてから、クリニックを受診するまでに約1年かかりました。
今振り返れば「もっと早く行けばよかったのかな」と思う気持ちもあります。
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「まだ大丈夫」と思いたかった
妊娠は、結婚すれば自然にできるものだと思っていました。
でも、なかなか授からない。
具体的な治療のことはほとんど調べていませんでしたが、
「不妊の定義」だけは早い段階で目にしていました。
“1年経っても妊娠しなければ不妊の可能性がある”
その言葉が、ずっと頭のどこかにありました。
でも、まだ1年経っていない。
もう少し様子を見てもいいかもしれない。
そうやって、「まだ大丈夫」と思いたかったのだと思います。
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占いに揺れた夜
無料の子宝占いも、何度かやりました。
「今すぐではないが、授かる可能性は高い」
そんな結果だった気がします。
“今すぐじゃない”ことに少し落ち込み、
“可能性は高い”という言葉に少し安心し、
でも「所詮は占い」と自分に言い聞かせ、
それでも心のどこかで「じゃあ具体的にいつなの?」と期待していました。
いいことだけ覚えていたいのに、
不安のほうが強く残っていた気もします。
必死だったのだと思います。
傷つきたくなかったし、でも希望は持っていたかった。
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SNSと、ざわつく気持ち
その1年の間、周りの妊娠報告を目にすることも増えました。
SNSでの報告。
LINEでの報告。
2人目ができた、という話。
心から「おめでとう」と思いたいのに、
ほんの少しだけ胸がざわっとする。
そんな自分が嫌で、
でもその感情をなかったことにもできなくて。
スマホを閉じては、また検索する夜もありました。
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見ない、という選択
インスタのストーリーは、いつの間にか見なくなりました。
キラキラした投稿。
子どもとの日常。
私は今、自由で楽しい生活をしているはずなのに、
「子どもができないから、この生活なのかもしれない」と
どこかで比べてしまう瞬間がありました。
今の幸せまで否定されるような、
少しむなしい気持ち。
だから、見ないことにしました。
逃げではなく、自衛でした。
ストーリーを見なくなってから、気持ちはかなり楽になりました。
妊娠したわけではないので、
心が完全に晴れたわけではありません。
でも、病むほど落ちることはなくなりました。
何も変わっていないようで、
私の中では大きな変化でした。
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立ち止まっているように感じたあの1年。
でも今思えば、
私はちゃんと悩んで、迷って、考えていました。
現実と向き合う準備をしていた時間。
そしてやっと、
クリニックの扉を開けました。

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