38週の検診では「予定日超えるね」
38週の検診でも子宮口は全く開いておらず、先生からも「これは予定日超えるね〜」と言われていました。それまでもずっと同じような流れだったので、私自身も「生まれるまではまだもう少し時間があるな」とのんびり構えていました。
翌朝の異変とおしるし
検診の翌朝、少量の出血(おしるし)がありました。「昨日の内診グリグリの影響かな?」とあまり気にしていませんでしたが、その日の夜あたりから生理痛のような痛みが。
痛みが引いてはまたやってくる、波のある痛みがたびたび起こるようになりました。
陣痛カウンターと格闘した1日
翌日になっても痛みは続き、「これが前駆陣痛?」と思いながらアプリ(ninaruの陣痛カウンター)で計測を開始。産院からは「間隔が10分を切るまでは連絡しないで」と言われていたので、必死に痛みに耐えながらタイミングを計っていました。
しかし、なかなか10分を切らない……。
痛みはどんどん強くなり、「これいつまで続くの?」「出産が始まろうとしているの?」と、不安と痛みで頭がいっぱいでした。
決死の産院連絡と早朝の駆け込み
10分間隔が短くならないまま約1日が経過。ついに耐えきれず、相談も兼ねて産院に連絡しました。「破水はしていますか?」と聞かれましたが、正直自分では判断がつきません。
「一般的な破水はドバッと出ると聞くけれど、少しずつ漏れる高位破水かもしれないし……」
正直に「分からないです」と答えると、「念のため来てください」との指示。39週1日の早朝、夫に送ってもらい産院へ駆け込みました。
予想外の診断とスピード展開
診察の結果、子宮口はまだ1cm。「え、あんなに痛かったのにまだ1cmなの?」と絶望に近い気持ちになりました。
しかし、ここで先生が動きます。「赤ちゃんの頭が大きく、お母さんの骨盤が小さくて通れないのかも」という所見で、すぐにレントゲン撮影が決まりました。看護師さんも驚くほどのスピーディーな判断だったようです。
撮影の結果、赤ちゃんの頭のサイズと私の骨盤の通り道がほぼ同じであることが判明。余裕が1cm以上ないと通り抜けるのは難しいとのことで、急遽**「緊急帝王切開」**が決まりました。
願っていた無痛分娩、そして決断
私はもともと無痛分娩を希望していました。ただ、私の産院は麻酔科医が24時間常駐ではなかったため、「不在の時間帯に陣痛が進めば普通分娩になる」と言われていました。
「どうか無痛分娩ができる時間帯に始まって」とずっと願っていたので、まさか帝王切開になるとは(逆子でもなかったので)夢にも思っていませんでした。
急展開に驚き、同意書へのサインなどバタバタと進んでいきます。病室で朝食を食べている最中でしたが、手術が決まった瞬間に「絶飲食」のため全て回収されてしまいました(笑)。
それでも、絶え間なく続く陣痛に耐えていた私にとっては、「この痛みから解放されるなら何でもいい」という必死な思いでした。
帝王切開での出産、そして対面
手術室では、陣痛に耐えながら背中を丸めて麻酔を打ちます。「動かないで」と言われても必死でした。麻酔が効き始め、意識はあるのに体が動かない不思議な感覚。オペ中はとにかく寒くてたまりませんでした(後で聞くと出血量も多かったようです)。
そしてついに、産声が聞こえました。
自然と涙が溢れました。
長い不妊治療、不安だった妊娠期間。やっと、やっと会えた。
顔の横に連れてきてもらった我が子を見て、「本当に私が産んだんだ」とふわふわした幸せな実感が湧いてきました。
早朝に送ってくれた後、一旦帰宅していた夫も、手術の時間に合わせて再来院。胎盤処置をしてもらっている間に、一足先に赤ちゃんとの対面を果たしたようです。
最後に
妊娠も出産も、本当に奇跡の連続です。
あの日味わった感動と、出会えた奇跡は、私の人生の中で何物にも代えがたい宝物になりました。



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